久留米大学研究者紹介
桐明 あゆみの教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
年月日 概要
2012/9 家族看護学演習にて、家族員が健康問題を持った場合の家族の苦悩をテーマに、家族心理劇を行う演習を実施した。学生は、①妊娠と家族②認知症と家族③小児がんと家族④糖尿病と家族といったテーマからひとつ選択して、自分たちで家族の事例を考え、ジェノグラムとエコマップ、家族におこっているコミュニケーションパターンを明らかにして、心理劇をプレゼンテーションした。演習をとおして、家族がシステムであるということを体験的に理解し、家族の苦悩に対する理解を深めることができたと考えられる。さらに、グループワークをとおして、学生は、主体的な学習の態度を身につけることができたと評価している。
2012/9 療養生活支援論Ⅱにおいて慢性疾患を持つ事例を提示し、看護過程と病みの軌跡看護モデルを用いて対象理解を促し、看護計画を立案、さらに看護計画に基づく看護実践の場面を提示した。実習において、対象者の条件にはよるが病の軌跡看護モデルで分析が可能な対象者は学生自身がチャレンジできるよう療養生活支援論Ⅱ実習課題の一つに病みの軌跡看護モデルを用いた分析を加えている。このモデルを用いた場合、学生の対象理解が深まり、患者との信頼関係構築の促進がはかれると評価している。

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